宗教世界地図 最新版

ちょっと前にウサマ・ビン・ラディンが米海軍特殊部隊によって射殺されました。どうも丸腰だったらしいのですが逮捕ではなく射殺であったことには驚かされました。法律的にこれでいいのかはアメリカ内でも意見が分かれているようですが僕はよくないと思います。トップ一人を殺して収拾のつく戦争でないことは明らかです。再選を目指すオバマさんの選挙活動としか思えません。逮捕してしまうとパキスタンで裁判することになりそうなのを嫌ったという話もあり本当のところは良く分かりません。キリスト教の精神を政治に色濃く反映させる宗教国家アメリカの怖さを見た気がしました。この辺は欧州と一味違うところです。

んでこの本はちょっと前に友人に勧められて購入した本です。
発売時期から2010年以降の中東民主化関連のごたごたは載ってませんが、それ以前の宗教対立がどうなってたのかについては大雑把にですが世界各国広く浅く紹介してあります。
これを読む前の自分にとってはイスラムの世界は全部ひとくくりで一日に何回か拝む・たまにテロとかやる・アメリカ嫌いとかそんなもんでしたが、少なくともそれよりは理解が深まりました。

高校で理系を選択したために世界史日本史は本当に基礎的なところも抜け落ちており、気になった単語をググルことで知らないことがぽろぽろでてくるのには愕然としました。

世界史勉強しなきゃって思いましたね。シーク教徒ってどこに住んでるの?イラクではシーア派スンニ派どっちが多数派なの?とかニュースを聞く上での基礎知識がごっそり抜けてる自信にのある人にはお勧めです。

評価:★★★★☆☆☆