クムイウタ:Cocco
Coccoの2ndアルバム。本人はマジで精神を病んでいたらしいが、もう大丈夫なのか最近はまた活動しています。いい曲多いんだけどライブに客を呼べるようなバンドではないので売り上げ的にどうなってるのか心配。
歌詞からどことなく漂う死の香りと暗すぎない音楽が不思議な調和を保っています。暗い雰囲気の曲が多いのに、聞くと元気が出ます。どんな魔法だ?
評価:★★★★☆☆☆
- アーティスト: Cocco,こっこ,根岸孝旨,村山達哉
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1998/05/13
- メディア: CD
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ねぎ姉さん
シュール系の四コマ。やたら量があるんでちまちま読みましょう。
結構面白いです(僕には)。
しかしまぁよくまぁこんなにネタ思いつくなぁ・・・。
評価:★★★☆☆☆☆
つるっつるC-Hのアミノ化
ミーハーなので有名ジャーナルに出ている有機化学の論文はついつい手にとってしまいます。NatureScienceはさすがにおおすごい!って思う論文が多いです。
Highly Regioselective Amination of Unactivated Alkanes by Hypervalent Sulfonylimino-λ3-Bromane
Ochiai, M.; Miyamoto, K.; Kaneaki, T.; Hayashi, S.; Nakanishi, W. ,Science, 2011, 332, 448
twitterで「つるっつるやで!!」とかなんとか言われてたんで読んでみたら本当に何の取っ掛かりもないC-Hが攻撃されてるんですね、超原子価臭素による酸化反応です。
基質を溶媒量用いており官能共存性はおろか溶媒の検討すらされていない状態ですがそれはのちのちでいいでしょう。いまは試薬のポテンシャルを探っている段階なのです。
使い物になるのかどうかは知りませんが、メタルフリーのC-H酸化剤は需要がありそうなので、この暴れん坊の上手な使い方が見つかればいいなと思います。
位置選択性を出すには分子内にうまいこと導入するのが王道なのでしょうが、どうにも基質を選ぶ反応になりがちです。第二のデスマーチンになれるのか?
White Blood Cell:The White Stripes
この間解散したWhiteStripesのたぶん3rd。
ギターとドラムのツーピースというなかなか見ないバンド構成。サポートも打ち込みも使わず常に2人でパフォーマンスするらしく、かなりクラシックで荒っぽいロックです。荒々しく技術をほとんど感じないドラムプレイが僕は好きです。
なおこのホワイトさんたちは兄妹という設定だけど実は元夫婦という微妙な偽装をしています。なぞです。
解散は残念だけど最高の状態のまま終わらせたいっていうことなのでしかたないのでしょう。
評価:★★★★☆☆☆
- アーティスト: White Stripes
- 出版社/メーカー: V2
- 発売日: 2002/01/29
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大童貞
http://www.sirius.kodansha.co.jp/webc4/
くだらない下ネタ漫画。昔はこんなだったなー。
ネットで無修正が簡単に見れる21世紀少年には無縁の葛藤なのかもしれない。
評価:★★☆☆☆☆☆
ディーエスアルダーゼみつかる
世の中には様々な反応を触媒する酵素があります。触媒する反応の種類によって名前がつけられておりタンパク質分解酵素だったらプロテアーゼ、リン酸化酵素だったらキナーゼとかそんな感じです。これら酵素が触媒する反応の多くはエステルやアミドの縮合もしくは加水分解、あるいは酸化還元反応であることが多く反応形式自体はシンプルな場合がほとんどです。
しかしながら世の中にはへんなやつもいて複雑な反応を触媒してややこしい化合物を生産している変わり者がいるようです。
Enzyme-catalysed [4+2]cycloaddition is a key step in the biosynthesis of spinosyn A
H. J. Kim, M. W. Ruszczycky, S.-H. Choi, Y.-n. Liu, H.-W. Liu, Nature, 2011, 473, 109
無論こういう酵素があることは推測されていました。なぜなら天然物が立体選択的に取れてくるからです。もし仮に生合成中間がDiels-Alderしやすい感じになったとしても酵素の力なくして片方の立体化学の化合物が取れることはありえません。(ただその酵素が合成経路のどの辺りを担当してるのかは分からないのですが)
今回見つかった酵素はまさにこのDiels-Alderの[4+2]の環化反応を担当しているようです。どんな感じで反応を補佐しているのでしょう?Diels-Alderはうまくすると多くの不斉中心を一気に構築できるお買い得な反応なので酵素エンジニアリング的な手法で複雑な分子を構築する際どうやって狙った構造を構築するのかの大きなヒントになります。
spinosyn Aなる化合物には興味はさらさらありませんが、基質との複合体構造が気になります。どの残基がどんな風にくっついているんでしょうか。構造解析に期待です。